七色ジュブナイル
登場人物紹介+あらすじ
 

 
拡能者(エクステンション能力者) 
 
“色付きの雪”によって、超能力……エクステンションに目覚めた者達。
 
 

奥田 沙紀(オクダ サキ)

拡能:指先 部位強化のエクステンション

高校二年生。青い雪を目撃し、拡能と呼ばれる超能力に目覚める。小柄。気弱だが奇妙な正義感を持つ。執行者・東歌との戦いに敗れ、右腕を折られ戦意喪失。

 

小沢 夕紀(オザワ ユキ)

拡能:残響(リバーブ) 拡能察知のエクステンション

高校二年生。噂によると奥田の一つ上。奥田に拡能の事を教えた人物。拡能を犯罪に使う者に私的な“制裁”を行っている。メサとは旧知であり、また強く恐怖を抱く。

 

放火魔

拡能:??? 接触発熱のエクステンション

黒いパーカーの男。各地で放火を行っていたものと思われる。性質は身勝手で暴力的。

 

波多野 彩純(ハタノ アスミ)

拡能:冠水女王(フロッグクイーン) 水分氷結のエクステンション

中学二年生。浮き沈みの激しい性格。倫理道徳観に欠ける嫌いがある。拡能を使った悪事から奥田達と知り合い行動を共にする。奥田に好意を抱き、利き腕を折った執行者を追う。

 

井口 祐貴(イグチ ユウキ)

拡能:??? ????のエクステンション

小学五年生。喘息持ちで病弱。自宅が火事に遭った際に奥田に助けられており、不鮮明な意識ながらもそれを記憶している。奥田と有ノ木の交戦時に拡能に目覚め、二人を助けた。

 

東歌 茶話人(トウカ サワト)

拡能:??? ????のエクステンション

鴉鷺南高校二年生。エリからの告白を断ったことがきっかけで、友人の琴似を巻き込んでのいじめに発展。飛び降りを契機に拡能に目覚め、執行者を名乗り復讐を行う。

 

アルキオネ
 
“色付きの雪”を広め、拡能者を増やしているとされる集団。
“再誕祭”なるものを至上の目的としているが…… 
 

メサ

拡能:共に歓び、共に泣け(レイズ・ユア・ハンド・トゥゲザー) ????のエクステンション

十代後半。日本人離れした容貌の女。持って回った言い回しを好む。奥田のことを知っており、執着していると思われる。小沢とは旧くよりの付き合い。

 

後藤 正平(ゴトウ ショウヘイ)

拡能:??? 物体操作のエクステンション

二十代前半。アルキオネの主要人物。奥田と接触後、宣戦布告をして去っていった。拡能者を探しているようで、執行者の噂を聞きつけたものか東歌を捕獲した。

 

新木 貴弘(アラキ タカヒロ)

拡能:??? ????のエクステンション

中学生。アルキオネの主要人物。後藤と組んで東歌の動向を探っていた。

 

有ノ木 優穂(アリノキ ユウホ)

拡能:砕ける甘い明日の祈り(ビスケットハンマー) 衝撃伝搬のエクステンション

二十代前半。アルキオネに属しているが、奥田達とも積極的に交流を図る。井口祐貴に助けられたことにより、王子様と呼び好意を向ける。

 

タカ

拡能:色彩のブルース 波動屈折のエクステンション

二十代後半。アルキオネの戦闘員。弟のリョウと共に事務所などの金庫から窃盗を行っていた。奥田と交戦し敗北。

 

リョウ

拡能:ドアを開ける俺 接続解除のエクステンション

十代後半。アルキオネの構成員。兄のタカと共に事務所などの金庫から窃盗を行っていた。波多野の追撃を退けられず捕縛される。

 

牛呂 ニーナ(ウシロ ニーナ)

拡能:永久機関(エネルギヤ) 肉体強化のエクステンション

高校生。アルキオネの戦闘員。食いしん坊。後藤と組んで東歌を捕獲するが、東歌との会話により解放を決めた。

 



非拡能者    
 
 

井口 紀子(イグチ ノリコ)

高校二年生。病弱な弟と二人暮らしをしている。背が高い。奥田に好意を寄せられている。友人の琴似からの願いで、東歌に会って話をしたいと考えている。

 

川西 淳二(カワニシ ジュンジ)

高校二年生。奥田と仲の良いクラスメイト。テレージャさん推し。

 

藤安 誠司(フジヤス セイジ)

三十代前半。刑事。井口姉弟の叔父に当たる人物で、二人暮らしの井口らをサポートしている。

 

琴似 怜(コトニ レイ)

鴉鷺南高校二年生。ツインテールの小柄な女子。明るく人当たりも良いが、エリ達によるいじめで今は自宅に引きこもっている。東歌がいじめられた原因を自分に覚え、罪悪感を抱く。

 

河野(コウノ)

鴉鷺南高校二年生。マッシュルームカットの男子。東歌へのいじめの主犯格だが、自身は手を直接出さなかった。エリと仲が良い。

 

エリ

鴉鷺南高校二年生。ほとんど話したことのない東歌へと告白するが、素っ気なく断られたことを理由に逆恨みする。

 

  


#20までのなななる(あらすじ)
 
青い雪を見て超能力、拡能(エクステンション)に目覚めた奥田沙紀は、クラスメートの小沢夕紀と共に拡能を悪事に用いる者と戦っていくことを決めた。
“色付きの雪”を広め、“再誕祭”を目的とする組織アルキオネとの戦いが激化していく中、奥田沙紀は執行者と名乗る拡能者と交戦し、これに敗れる。 
戦意を失った奥田沙紀に代わり、小沢夕紀と波多野彩純が執行者を追う。それとは別に、執行者こと東歌茶話人を井口紀子は探していた。 
東歌茶話人を自殺に追い込み、執行者と変えた元凶、河野は雨の降る公園に東歌茶話人を呼び出し、リンチを加える。 
一度は倒れた東歌茶話人だったが、激しい殺意と怒りによって立ち上がり、河野の仲間を容易く破壊した。執行者の処刑がはじまった。 
 
 

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